近年マッチングアプリでは、既婚者が独身と偽り、恋愛対象として近づいてくるケースが後を絶ちません。恋愛感情を利用して信頼関係を築いた後、相手が既婚である事実を隠し通すことも多く、真実が明らかになったときには、精神的なショックだけでなく、不倫関係に巻き込まれ慰謝料請求などの法的トラブルに発展する可能性もあります。
探偵の視点から言えば、初期段階での慎重な見極めが何より大切です。たとえば、「週末や夜に会えない」「自宅や職場を明かさない」「電話やビデオ通話を避けたがる」「SNSの存在を隠す」などの行動には注意が必要です。さらに、話の辻褄が合わない、予定が急に変わる、連絡のパターンが限定的などの違和感も警戒ポイントです。
対処法としては、疑わしいと感じた段階で直接問いただすよりも、冷静に証拠を集めることが重要です。相手の本名や勤務先を聞き出せたら、インターネット検索や公的情報の確認も有効ですが、個人での調査には限界があります。不安を感じたら、探偵に身元調査を依頼することで、相手の婚姻状況や生活実態を正確に把握することが可能です。
大切なのは、自分の時間と心を守るために、恋愛に慎重さを持つこと。相手の言葉だけを鵜呑みにせず、事実を確かめる姿勢が、後悔のない選択へとつながります。
