【記事構成の案内】
1. はじめに
2. 探偵として感じる「浮気」という行為のリアル
3. 浮気をする人の深層心理7パターン
• ①刺激・ときめきを求めてしまう心理
• ②寂しさや孤独感の埋め合わせ
• ③自己肯定感の低さ
• ④承認欲求の肥大化
• ⑤性欲と感情の切り分け
• ⑥環境要因と誘惑
• ⑦「バレなければいい」という甘い認識
4. 男女差で見る浮気心理の違い
5. 浮気を繰り返す人の特徴とは?
6. なぜ「やめられない」のか?脳のメカニズム
7. パートナーに対して浮気が与える影響
8. 探偵から見た“本当に向き合うべき問題”とは
9. まとめ:浮気の裏側にある「心」を見つめて
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1. はじめに
こんにちは。探偵として日々、いろんなご相談に耳を傾けている私ですが、その中でも多くの方が悩まれているテーマの一つが「浮気」です。
証拠を押さえるための調査をご依頼いただくこともありますし、「どうして浮気なんてするんだろう…」と、その“理由”について悩まれる方もとても多いです。
この記事では、「浮気をする人は何を考えているのか?」「なぜ浮気に走るのか?」という“深層心理”について、探偵という立場から、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
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2. 探偵として感じる「浮気」という行為のリアル
まず、現場を見てきた者としてお伝えしたいのは、「浮気は突然始まるものではない」ということです。
実際に調査をしていると、浮気をしている側には、それなりに“理由”や“言い訳”が存在しています。
もちろん、された側にとっては納得できないことばかりです。でも、それでも人は「心のスキマ」や「欲求」に負けてしまうことがあるんですね。
もちろん擁護するつもりはございませんが、浮気をしてしまう人が、必ずしも冷酷で不誠実な人とは限りません。むしろ、自分自身の中にある“弱さ”と向き合えないまま、安易な道を選んでしまった結果であることも多いのです。
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3. 浮気をする人の深層心理7パターン
① 刺激・ときめきを求めてしまう心理
長く同じパートナーと過ごしていると、どうしても「慣れ」や「日常」に飲み込まれてしまいます。
そこで、“新しい刺激”や“ドキドキ感”を求めてしまう人は少なくありません。
浮気相手との関係は、あくまで「非日常」。日々の生活で感じられなくなった感情を、擬似的に味わえるのです。
この心理は、恋愛感情よりも“自分が若返ったような錯覚”に近いこともあります。
② 寂しさや孤独感の埋め合わせ
パートナーがそばにいても「心の距離」を感じている人は意外と多いです。
たとえば、会話が減ったり、愛情表現が薄くなったりすると、「自分はもう必要とされていないのでは?」という孤独感が生まれます。
そんな時に誰かから優しい言葉をかけられると、つい心が揺れてしまう。
これは“浮気相手が魅力的”というよりも、“自分の寂しさを埋めたい”という本能的な反応だったりします。
③ 自己肯定感の低さ
意外に思われるかもしれませんが、浮気をする人の中には「自分に自信がない」という人もいます。
その自信のなさを埋めるために、他人からの好意や欲望を通じて「自分は価値がある」と感じたくなるのです。
浮気を通じて一時的に満たされても、根本的な自己肯定感の問題は解決されません。
ですが、本人はその事に気づかないまま同じことを繰り返してしまう傾向があります。
④ 承認欲求の肥大化
「誰かに必要とされたい」「もっと注目されたい」という承認欲求が強すぎると、浮気につながるケースもあります。
SNSの普及などにより、常に“誰かからの反応”を求めるような傾向も強まっています。
こうしたタイプの人は、異性からの好意を「自分の価値の証明」として捉えてしまいやすいです。
恋愛というよりも、“自分がどれだけモテるか”を確認するような行動に近いこともあります。
⑤ 性欲と感情の切り分け
一部の人は、性と愛情を明確に分けて考えています。
「愛しているのは妻(夫)だけど、性の欲求は別」という考え方ですね。
こうした価値観を持つ人は、浮気に対してあまり罪悪感を持たない傾向があります。
あくまで“身体的な欲求”を満たすだけの行動として、自分の中で整理してしまうのです。
⑥ 環境要因と誘惑
職場や趣味の場、SNSなど、今やどこでも“出会い”が生まれる時代です。
特に、環境的に誘惑が多い場所にいると、心が揺れてしまうのも無理はありません。
また、浮気をしている友人や同僚が周囲にいると、「自分も少しくらいは…」と罪悪感が薄れるケースもあります。
人は、自分の行動を正当化するために、周囲の価値観に合わせてしまう傾向があるのです。
⑦ 「バレなければいい」という甘い認識
浮気をする人の中には、「バレないと思っていた」「本気じゃないから大丈夫」と軽く考えている人もいます。
このタイプは、浮気がパートナーにどれほどの傷を与えるか、真剣に想像できていないことが多いです。
こうした甘さや無自覚さが、取り返しのつかない結果を生むこともあります。
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4. 男女差で見る浮気心理の違い
男女で浮気の“きっかけ”や“心理”には違いがあります。
• 男性は「性欲」「刺激」「承認欲求」などが理由になりやすく、
• 女性は「寂しさ」「共感」「心のつながり」などが動機になりやすい。
これはすべての人に当てはまるわけではありませんが、傾向として見えてくるものです。
探偵としての現場でも、女性の浮気は「心のすきま」が出発点であることが多く、男性は「勢い」や「出来心」が多い印象です。
5. 浮気を繰り返す人の特徴とは?
探偵として多くの事例を見てきましたが、残念ながら「浮気を一度でもすると、また繰り返す人」も一定数います。では、そうした人たちにはどのような共通点があるのでしょうか?
◆ 罪悪感が薄い
まず挙げられるのは、「罪悪感の薄さ」です。
浮気に対して“悪いこと”という認識があっても、「みんなやってる」「バレなければ問題ない」と思っている人は、その場しのぎで自分を正当化しがちです。
そしてその結果、再び同じことを繰り返してしまう…。
◆ 自己中心的な思考
また、「自分が満たされること」が最優先で、パートナーの気持ちに目を向けられない人も多いです。
浮気によってどれほど相手が傷つくのか、自分の行動が家庭や信頼関係にどう影響するのか――そこまで考えが及ばないのです。
◆ 慣れと依存
浮気を繰り返す人の中には、その“スリル”や“非日常”に依存しているケースもあります。
まるでギャンブルのように、浮気が一種の“快感”や“逃げ道”になっていることも。
浮気を「癖」のように繰り返してしまう背景には、単なる性格の問題だけではなく、心理的な依存が関係している場合もあるのです。
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6. なぜ「やめられない」のか?脳のメカニズム
ここで少し、脳科学的な視点にも触れてみましょう。
実は、人が浮気に走る理由には、脳内ホルモンの影響も大きいのです。
◆ ドーパミンと快楽
浮気によって得られる「ドキドキ」や「新鮮さ」は、脳内でドーパミン(快楽を感じる物質)を分泌させます。
このドーパミンが強く働くと、人は“もっと欲しい”“もう一度感じたい”と思ってしまうのです。
まさに、“恋は盲目”と言われる状態ですね。
◆ オキシトシンと愛着
一方で、本来のパートナーとの関係に必要なのは「オキシトシン」という愛着ホルモン。
このホルモンはスキンシップや信頼関係から分泌され、安定した関係を育てる要になります。
しかし、浮気を繰り返していると、このバランスが崩れてしまい、「安定した関係」よりも「刹那的な快感」に依存するようになることもあります。
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7. パートナーに対して浮気が与える影響
浮気は、してしまった側にとっては「一時的な気の迷い」で済むかもしれません。
でも、された側にとっては、深く心に傷が残ります。
◆ 信頼の崩壊
まず何より大きいのは「信頼の崩壊」です。
一度裏切られた経験は、簡単には癒えません。日常の何気ない言動にも「また裏切られるのでは」という疑念が生まれます。
◆ 自己肯定感の低下
「私に魅力がなかったのかも」「自分がダメだったのかな」と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
被害者であるにも関わらず、自己肯定感を失い、精神的に不安定になるケースも多くあります。
◆ 家族・子どもへの影響
夫婦間の問題は、時に子どもにも影響を与えます。
表面上は隠していても、家庭の雰囲気や言葉の端々から子どもは敏感に察知します。
浮気が家族全体に与える影響は、決して小さくありません。
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8. 探偵から見た“本当に向き合うべき問題”とは
調査のご依頼をいただいた際、私たちはまず「事実」を明らかにします。
でも、それだけでは終わりません。むしろ、事実が明らかになった“その後”こそが大切だと思っています。
浮気の背景には、本人の内面の問題だけでなく、夫婦関係の変化やすれ違いが隠れていることも多いです。
◆「悪者探し」で終わらないために
「誰が悪いか」ではなく、「何が起きていたのか」「どうしてこうなったのか」――その部分を見つめることで、初めて前に進めるのではないかと思います。
もちろん、裏切られた側がそれを冷静に考えるのはとても難しいです。
だからこそ、専門家や第三者のサポートを受けながら、少しずつ気持ちを整理していくことも大切です。
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9. まとめ:浮気の裏側にある「心」を見つめて
浮気という行為は、決して肯定されるものではありません。
でも、その裏には必ず「理由」や「弱さ」「寂しさ」といった“人間らしい感情”が存在します。
探偵という立場からは、“事実”を追いかけるのが役割ですが、同時にいつも思うのです。
「人の心って、本当に複雑で繊細だな」と。
この記事が、もし今、浮気に悩まれている方にとって――
「なぜこんなことが起きたのか?」という問いに、少しでもヒントを届けられたなら嬉しいです。
あなたが一人で抱え込まないことを、心から願っています。
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もし何かお力になれることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。