こんにちは、探偵として日々さまざまな現場を経験している私ですが、今回は「浮気調査の現場で感じること」について、少しリアルなお話をしてみたいと思います。
浮気調査と聞くと、スリル満点なイメージを持たれるかもしれませんが、実際はとにかく地味で忍耐の連続です。真冬の夜、数時間もエンジンを切った車の中で張り込みをすることもあれば、真夏の炎天下で汗だくになりながら尾行を続けることもあります。
そんな過酷な状況でも、浮気をしている人は、どこかで必ず“隙”を見せます。
予め第一対象者が依頼者に対して「ただの飲み会だから」と予定を告げていた夜、二対を含む対象者両名がタクシーから降りたとき、自然に手をつないだ瞬間、その表情からは隠しきれない親密さがあふれていました。
小さな仕草にこそ真実が現れる。現場に立つたびに、それを痛感します。
そしてもうひとつ、浮気調査の現場では「自分の感情を持ち込まない」ことが何より大事です。依頼者は、不安や怒り、悲しみと闘いながら私たちに調査を託しています。だからこそ、私はどんな結果が出ようとも冷静に、確実に、事実だけを報告することを心がけています。
浮気の証拠とは、単なる写真や映像ではなく、依頼者が次の一歩を踏み出すための「材料」なのだと、私は考えています。
もし今、パートナーに対して「何かおかしい」と感じているなら、ひとりで悩まず、専門家に相談してみてください。
真実を知ることは怖いかもしれません。でも、知らないまま苦しみ続けるより、きっとあなたの力になるはずです。